ブランドマークの由来
Dressco(ドレスコ) のマークは羽を広げた孔雀。このブランドのコンセプトである「魅せるプロダクト」を表現しています。図版は「透かし」 について書かれた書籍『Die Reise nach Filigranistan』Mainz, Eggebrecht (1957)から抽出しました。
風合いについて
Dresscoは紙の風合いを大切にしています。風合いは紙の特性を決める重要な要素の1つです。風合いは、紙を見た時に感じる光沢感や、平滑さ、色合いに加え、紙を触った時に感じる厚さ、重さ、硬さと柔らかさなどから生まれます。Dresscoのアイテムでは筆記適性だけでなく、紙の風合いをお楽しみいただければ幸いです。
ウォーターマーク(透かし模様)について
漉き桁の上に形作った針金をのせて紙を漉くと、針金の部分だけ紙の繊維が薄くなり、光に透かすと針金の形に模様が見えます。これをウォーターマーク(透かし模様)といいます。 ウォーターマークには、製紙メーカーが品質保証のために紙の銘柄名や原料名を印したもの、紋章や動植物をモチーフにしたものなどがあります。
レイド(簀の目模様)について
むかし西欧では、細い針金を並べた漉き桁で紙を漉いていました。この場合、針金のある部分には紙の繊維が少ししかのらないため、紙に厚薄の差が生じて縞模様が生まれます。このような紙をレイドペーパーといい、簀の目(すのめ)模様とも呼ばれます。
ステーショナリーペーパーについて
ステーショナリーペーパーとは、企業などがオフィシャルに使用する便せんや封筒などに使われる紙のことです。品格や信用を重視し、相手方に好印象を与えるために上質な紙を使用します。そのため製紙メーカーが品質を保証したウォーターマーク入りの用紙が多く用いられてきました。また筆記適性にも優れています。Dresscoのノートの本文は、ステーショナリーペーパーを採用しています。
ノートの製本について
Dresscoのノートは開き具合の良いノートです。クロスノートブック、ペーパーノートブックは糸かがり綴じ上製本。糸でかがった本文と芯紙の表紙を見返しと呼ばれる紙で接合する製本のことで、クロスノートブックは表紙を布でくるみ、ペーパーノートブックは紙でくるんでいます。ステッチノートは中ミシン製本で作られ、二つ折りにした本文の背を糸でステッチし、仕上げ裁ちしています。オニオンスキンノートブックは接着が強いPURと呼ばれる糊を使用した並製本です。
封筒について
封筒には、フラップ(ベロ)の形が三角形の「ダイヤ貼り」と、長方形の「カマス貼り」があります。ダイヤ貼りは招待状や礼状などを送る際に使用されるフォーマルな印象で、欧米の伝統的な形です。カマス貼りは、フラップの形が長方形で、ビジネス用途として一般的な形です。Dresscoでは用途に合わせダイヤ貼り・カマス貼りを採用しています。
エンボスとデボスと箔押しについて
凹版と凸版を組み合わせて紙をプレスすることで立体的な質感を作り出す加工があります。表に凸を出すのがエンボス(浮き出し)、表に凹を出すのがデボス(空押し)です。また、紙に箔をのせて凸版で熱を加えながらプレスすることで、箔を圧着させるのが箔押しです。これらの加工は紙と相性が良く、紙そのものを引き立てます。Dresscoではアイテムによりエンボス・デボス・箔押しの加工を採用しています。